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改稿 日本文法の話の参考買取価格

◎参考買取価格は新品同様の状態を前提としています。

◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。

◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

[ちくま]改稿 日本文法の話

2024年9月に発売です。

[著者や編集者など]

・阪倉 篤義

参考買取価格は330円です。

2025年7月24日時点の参考買取価格です。

阪倉篤義氏による定評ある日本語文法の概説書で、日常の言語感覚と文法理論の橋渡しを丁寧に行っている点が特徴です。本書は「文法とは覚えるものではなく、考えるもの」と位置づけ、文の構造や文節・単語の分類、品詞の成り立ちについて平易に示しています。たとえば「鳥が飛ぶ」と「鳥は飛ぶ」の違いを取り上げながら文の機能や情報構造を注視するなど、具体例を交えて読み手を導いています。

本文では山田孝雄・橋本進吉・時枝誠記といった学説を踏まえて、文法論を歴史的に再検討しながら再構築しています。特に時枝氏の言語過程説を肯定的かつ批判的に取り上げ、その意義と限界を明らかにする姿勢が好評です。読者投稿によれば「時枝文法を肯定的に受け止め、その意義を分かりやすく説明した良書」という評価を得ています。

何か」「品詞分類」など十の章立てになっており、後半には近藤泰弘氏による解説が付されています。解説では「時枝文法とは何か、なぜ読まれるべきか」という問いに対して、現代の言語研究に通じる視点も交えながら言及している点が目を引きます。

巷では文法の大枠を記述可能だが細部は揺れ動くという実感が語られ、「細かな割り切れなさを感じつつも、破綻なく使える言語の「不思議」を知る」といった洞察が書かれています。

刊行は2024年9月12日で、416ページの文庫判。筑摩書房・ちくま学芸文庫からの発行で、近年の文法観の再評価や言語過程説への関心とともに多くの読者に再注目されており、日本語文法を深く考えたい人にとって格好の一冊と言えます。

本書は単なる文法の暗記書ではなく、日本語をめぐる理論や用法の背景を問い直す知的旅路として編まれており、学習者から研究者まで幅広い読者層への対応力が備わっています。

学術書、岩波文庫等の買取について

たくさんたまったコレクション。保管場所が無制限であればいくらでもためられます。しかし、限界がくれば、いずれは手放す必要に迫られるかもしれません。どれも大事なものですから取捨選択は難しい。どのような基準で決めれば良いでしょうか?あまり観ていない、使っていないもの。でもまた利用するかもしれない。それに該当するものは、再利用されることがほとんどありません。本当に大事なものは、まめに見直すはずです。そして、もしも、再び必要になったら買い戻せばいいのです。思い切って処分しましょう。整理は大胆にするのがコツです。