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キリスト教綱要 初版の参考買取価格

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[学術]キリスト教綱要 初版

2025年2月に発売です。

[著者や編集者など]

・ジャン・カルヴァン

・深井 智朗

参考買取価格は1,035円です。

2025年4月28日時点の参考買取価格です。

プロテスタンティズムの基本教義と宗教改革の理念を展開した重要な文献です。キリスト教の基本的な教えと宗教実践に関するカルヴァンの見解を体系的に説明しています。特に、福音主義や予定説など、カルヴィニズムとして知られる思想が形成された背景についても触れています。

1536年にラテン語で初版が出版された本書は、その後、カルヴァン自身によるフランス語版の発行や数回の改訂を経て、内容が大幅に拡充されました。特に最終版は全80章に及び、非常に広範囲にわたる内容を扱っていますが、初版は6章のみで構成されており、その比較的短い内容にもかかわらず、カルヴァンの教義の核心部分が凝縮されて表現されています。

具体的に、初版の内容は以下の通りです。第一章では律法に関して十戒の解説がなされ、第二章では信仰について使徒信条の説明が加えられます。第三章では主の祈りについて詳述し、第四章ではサクラメントに関する教義が解説されます。第五章では従来サクラメントとされてきたものが実はサクラメントではないことを論じ、第六章ではキリスト者の自由や教会の権能、国政との関係について考察しています。

カルヴァンの人文主義的な教養と神学的見解が融合した作品として、後のプロテスタンティズムに多大な影響を与えました。また、マックス・ヴェーバーによる「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」という研究で、カルヴィニズムが禁欲的プロテスタンティズムの一形態として評価される理論的基盤も提供しました。

翻訳者である深井智朗は、愛泉教会の牧師としても活動しており、宗教改革に関連する他の文献も日本語に翻訳しています。カルヴァンの思想を今日的な視点から再評価し、理解を深めるための重要な資料となっています。

学術書、岩波文庫等の買取について

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