音楽レコードや45回転盤や12インチ等を現金化

日本の Venus Records から 2008 年に発売されたジャズ・スタンダード中心のアルバムです。ニューヨークで 2007 年 6 月に録音されたもので、John Di Martino、Paul Myers、Billy Drummond、Harry Allenといった一線級のメンバーが参加しています。Nicki Parrott はオーストラリア出身で、ニューヨークで活躍する女性ジャズ・ベーシスト兼ヴォーカリストです。Les Paul のトリオでの活動を経てリーダー作を発表し、ヴォーカルとベースを同時にこなす稀有な才能として注目されています。

アルバム収録曲は映画やスタンダード・ソングの名曲が中心で、「Moon River」「Cry Me A River」など全１３曲が収録されています。Nicki Parrott のヴォーカルにはテクスチャーのある抑制された抒情性があり、ベース演奏もエモーショナルなタッチで支えています。Billy Drummond のドラムは繊細ながら力強くリズムを支え、Harry Allen の温かみのあるサックス・トーンは楽曲にスモーキーな魅力を加えています。John Di Martino はメロディを大切にしつつ時にはリズミカルなアプローチを見せ、Paul Myers のギターは控えめながら曲を優雅に彩っています。

Sound面では Venus Records 特有の「Hyper Magnum Sound」方式により、24bit で丁寧にマスタリングされたサウンドがクラブ空間のような臨場感を持って再現され、暖かく力強い音質が特徴です。プロデューサーは Venus レーベル設立者の Tetsuo Hara 氏で、サウンドとアートワークに高いこだわりが感じられます。

Nicki Parrott は Venus を中心に複数のリーダー作やトリビュート盤を発表しており、ヴォーカルとベース双方での評価を得ています。このアルバムはその出発点としても重要であり、スタンダードを洗練された演奏で再構築した作品として多くのファンに支持されています。

ニッキ・パロットの表現力と演奏技術が豊かに結実した作品であり、楽曲選び、アレンジ、サウンド・クオリティにおいて彼女のアーティスト性が明確に示されたアルバムです。聴き手に温かい感情とスウィングの心地よさを同時に届ける一枚です。

レコード等の買取について

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