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処女航海の参考買取価格

◎参考買取価格は新品同様の状態を前提としています。

◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。

◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

[レコード]処女航海

2008年6月に発売です。

[アーティスト名や作詞・作曲者など]

・ハービー・ハンコック

・フレディ・ハバード

・ジョージ・コールマン

参考買取価格は1,855円です。

2025年7月31日時点の参考買取価格です。

ハービー・ハンコックが主導した1965年発表のコンセプト・ジャズ・アルバムで、EMIミュージック・ジャパンによる国内盤リイシュー版のLPレコードとして知られています。典型的なハードバップ/モーダル・ジャズの枠を超え、海洋を想起させる静謐さと広がりを感じさせる構成が特徴です。全編を通じて浮遊感とともに構築された世界観が表現されていて、タイトル曲「処女航海」はミニマル・ミュージック的な要素とロマン派的抒情性が融合した印象深い一曲です。

演奏メンバーにはハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスというマイルス・デイビス黄金期のリズムセクションが参加しそこにフレディ・ハバードとジョージ・コールマンが加わる最上級クインテット編成です。この豪華メンバーによる相互作用が音楽性の深さを支えています。

収録曲の多くがハンコック自身の作曲であり、特に「Eye of the Hurricane」「Dolphin Dance」などはその後のジャズ標準曲として頻繁に演奏される代表作となりました。オリジナル・リリース時には斬新な構成で知られ、今日でもその革新性と完成度によって名盤とされ続けています。

この国内盤LPはEMIミュージック・ジャパンが手掛けた日本向け企画盤で、オリジナルのBlue Note仕様を再現しつつ、日本独自のディスク番号や帯付き仕様が敬われています。リマスター版や限定プレスも存在し、24bitデジタル処理による音質的向上を謳うモデルも確認されています。

本作品はリリース当時のジャズ・シーンにおいてハンコック自身が作曲者としての個性を強く打ち出した最初期の重要作品でもあります。海のイメージを織り込んだ構成やタイトル曲の音楽的壮大さにより、ジャズにおけるコンセプト・アルバムの先駆けとも評されます。それは演奏派性としてだけでなく、作曲家としてのハンコックの成熟ぶりを象徴した成果でもあります。

こうした背景と音楽的価値を踏まえると、このLPは単なる演奏記録を超えた構想的な作品として評価できます。それぞれのプレイヤーによる高度な即興と構成された楽曲のバランスが構築する世界観は、一聴しただけで深く引き込まれる魅力を持っています。評価され続けるいくつもの理由がそこにあります。

レコード等の買取について

著名人に評価された本。ベストセラーに選ばれたCD。世間を賑わせたDVD内容が素晴らしいものがたくさん販売されてきました。しかし、査定では内容は基本的に評価は致しません。その商品について、世の中にどれくらい欲しい人がいるかの需要量。そして、世の中にどれくら出回っているかの供給量。その量によって価値が決まります。どんなに素晴らしい内容でも、残念ながら需要が無いと価値が下がります。