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ファイヴ・リーヴズ・レフトの参考買取価格

◎参考買取価格は新品同様の状態を前提としています。

◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。

◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

[レコード]ファイヴ・リーヴズ・レフト

2007年10月に発売です。

[アーティスト名や作詞・作曲者など]

・ニック・ドレイク

参考買取価格は475円です。

2025年11月6日時点の参考買取価格です。

Nick Drakeのデビュー・アルバムであるFive Leaves Leftは、その夢幻的な佇まいや繊細な演奏が今なお多くのリスナーを惹きつけ続けている作品です。1968年から1969年にかけてロンドンのスタジオ「Sound Techniques」で録音され、イギリスのレーベル「Island Records」より1969年7月3日に初めて発表されました。このアルバムは、ドレイク自身のギターと歌、さらにはチェロやダブルベース、フルートなどが豊かに交錯する室内楽的フォークサウンドが特徴です。

プロデュースを手がけたジョー・ボイドは、ドレイクの歌声を「華美な残響を用いず、近くに身を置いたように」録りたかったと述べています。当時まだ若年だったアレンジャーのロバート・カービーが文字通り物語を奏でるような弦のアレンジを提供し、トリッキーでさえあるチューニングのギターの上に、内省的な歌詞世界が広がっているのがこの作品の魅力となっています。

この日本盤レコードは2007年10月10日に日本国内向けに発売されており、オビ付き仕様で紙ジャケット、ゲートフォールド仕様あるいはその体裁を踏襲しています。日本盤はオリジナル・マスターテープからのリマスターを謳い、200グラム重量盤による限定プレスとなっています。音質面では高く評価される一方で、録音時の空気感やダイナミクスに関して「少々硬質に感じられる」「圧縮のような印象を受ける」といった趣旨のレビューも存在し、オーディオファイルの間で興味深い論点となっています。

アルバムの曲構成も特筆すべきです。冒頭の「Time Has Told Me」から、深いベースの響きが印象的な「River Man」、静謐ながらも強烈な「Three Hours」、さらには「Way to Blue」「Day Is Done」「’Cello Song」「The Thoughts of Mary Jane」「Man in a Shed」「Fruit Tree」「Saturday Sun」という流れで展開する全10曲が、ドレイクの世界を形作っています。 これらの楽曲に共通するのは、透明感のあるアコースティックギターの響きと、どこか霧がかったような歌声、そしてアンサンブルの中に漂う孤独感と詩的な憂いという要素です。

この作品のタイトル「Five Leaves Left」は、タバコ紙のパケットに印刷されていた「あと5枚残っている」という意味合いのメッセージから採られており、ドレイク自身の早世と相まって「儚さ」の象徴として語られることもあります。音楽史上では「1960年代以降のフォーク/シンガーソングライターの金字塔」として幾度も評価されており、たとえば「1001 Albums You Must Hear Before You Die」にも掲載されています。 この日本盤レコードを所有する意味としては、「オリジナル仕様を尊重したパッケージ」「国内流通のオビ・帯付き輸入盤仕様」「リマスターを通じた音的改変があるかもしれない点」という観点から、音楽的価値と盤の仕様的魅力の両面から注目される作品と言えます。これらの要素を通じて、ドレイクの音世界へより深く入り込む手がかりとして魅力ある選択肢になると考えられます。

レコード等の買取について

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