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Voyage 箱守夏子展 図録の参考買取価格
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2022年9月9日発売の大型本仕様で、玄光社より刊行されている作品集です。著者の箱守夏子氏はプリントメディアを駆使する現代美術作家で、木版やリトグラフにとどまらずインクジェットや写真、さらにはiPadによるミクストメディア表現を扱います。展覧会「Voyage」は北千住BUoYでの個展に合わせた図録で、作家自身の記憶や旅をテーマに時間と空間を横断する作品群が収録されています。
図録は全40ページで構成され、A4判サイズで上質な高級印刷用紙を用いた印刷、凸版印刷による緻密な印刷設計、デジタル印刷の品質を追求した仕様です。制作には玄光社の作品集出版サービス「ARTBOOKS」が活用され、技術面でも高い完成度が目指されています。表紙には版画的要素を伴うメディア性を強調し、各部にサインとエディションナンバーが施されている点が特筆されます。100部限定で、本の形態ながら一点もの版画作品のような希少価値を付与する趣向が凝らされています。
収録内容には幼少期の浅草での記憶や美大で習得した伝統的技法、フランス・ラスコー洞窟体験や広島・長崎の旅で感じた歴史的記憶、さらに谷中の祖母ゆかりの墓所にまつわるエピソードなどがモチーフとして扱われています。それらは作家の「個人の記憶」と「公共の歴史」が交錯する主題として鮮やかに展開されます。展覧会風景写真では写真家・茂手木秀行氏が撮影を担当し、作品の質感や配置、会場との関係性が丁寧に記録されています。版画制作協力としてアートプリントの専門家・小島勉氏が携わり、作品の制作背景にも厚みがあります。
箱守夏子氏は1968年浅草生まれ、東京造形大学絵画Ⅰ類卒業後、東京藝術大学大学院版画科へ進んでいます。版技法や写真製版を本格的に学んだ後、1990年代半ばからインクジェットを取り入れ、自らをプリントメディアアーティストと称するなど、多様な技術と媒体を自在に横断するスタンスを確立しています。
図録は版画やインクジェット作品のビジュアル資料として豊富な情報が詰まっており、箱守氏の技法とテーマの変遷、その記憶を巡る旅路をビジュアル・テキストで追体験できる構成です。印刷や素材選定にも作家と制作チームの意図が反映され、作品と図録の一体感が強く意識されています。全体として作品体験を補完し、展覧会の空間性と記憶を継承する装丁となっています。その質感や希少性に内在する意匠が、アートブックとしてだけでなく一つの版画作品として鑑賞に値する仕上がりとなっています。
図録、画集等の買取について
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