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リボンの騎士 ミッシング・ピーシズの参考買取価格

◎参考買取価格は新品同様の状態を前提としています。

◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。

◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

[イラスト]リボンの騎士 ミッシング・ピーシズ

2025年6月に発売です。

[著者や編集者など]

・手塚 治虫

参考買取価格は3,615円です。

2025年7月10日時点の参考買取価格です。

手塚治虫による代表作「リボンの騎士」にまつわる「失われた断片」を集めたアーカイヴ集であり、2025年6月17日刊行です。B5判・412ページという大判仕様によって漫画本編だけでなく貴重な資料群も余すことなく収録されています。

収録内容として注目すべきは複数あります。一つは鈴木出版刊の「双子の騎士」が雑誌「少女クラブ」版完結後の「続編」として登場する点です。この版は古書市場でも非常に流通量が少なく、読める機会が限られていました。もう一つは、これまで単行本未収録であった「少女フレンド」版「リボンの騎士」を初めて文庫化したもので、実に幻のバージョンが収められています。

資料面としても見逃せません。初公開となるアーカイブとして、ラフスケッチやシノプシス、アニメ絵コンテ・カットなどが盛り込まれており、制作の裏側を多角的に味わえる構成です。それらは手塚治虫が宝塚歌劇団から受けた影響や、女性と男性の二面性をもつサファイアのキャラクター設計などをより深く理解するヒントにもなります。

本書は「ミッシング・ピーシズ」シリーズの4作目に位置づけられており、「ブラック・ジャック」「三つ目がとおる」「火の鳥 望郷篇 」につづく刊行です。シリーズのコンセプトは「雑誌掲載当時の原稿や画稿を単行本化時の改訂なしで掲載する」というもので、本書も同様に初出時のままに近い形で再構成されていることが高く評価されています。

巷では、本書を「現在入手困難な続編や幻のバージョンを併載した貴重なアーカイヴ集」と高く評価する声が目立ち、「ファン向けの「変態シリーズ」」とも称されるほどディープな内容ながら、その希少性と収録資料の充実ぶりから「漫画を超えて企画そのものを楽しめる」との感想もあります。

構成要素の豊かさを整理すると以下の通りです。続編「双子の騎士」、幻の「少女フレンド」版、アーカイブ資料群、解題には濱田髙志氏による分析が加えられており、ファンや研究者にも資料的価値が高い一冊です。

全体として、本書は手塚治虫が雑誌連載時に手がけたバージョンと単行本化で改訂された版の差異に光を当てる視点に重きを置いています。宝塚歌劇団への憧憬やサファイアの二重性に込められたテーマが、これら未収録・続編版の収録を通じてなお一層浮かび上がる構成です。

以上の内容を踏まえると、「リボンの騎士 ミッシング・ピーシズ」は作品と手塚治虫というクリエイターの歴史に興味を抱く読者にとって、単なる読み物以上の価値をもつ充実のアーカイヴ集と言えます。

図録、画集等の買取について

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