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ローカルボクサーと貧困世界 増補新装版 ーマニラのボクシングジムにみる身体文化の参考買取価格
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[ボクシング]ローカルボクサーと貧困世界 増補新装版 ーマニラのボクシングジムにみる身体文化
2024年1月に発売です。
[著者や編集者など]
・石岡 丈昇
参考買取価格は1,115円です。
※2025年11月24日時点の参考買取価格です。
著者で社会学・身体文化論を専門とする 石岡丈昇 が、フィリピン・マニラの郊外にあるボクシングジムに寝食を共にしながら長期的に行ったフィールドワークをもとに、貧困とボクシングという身体文化のかかわりを緻密に描き出した書籍です。
まず本書のリアリティについて述べると、ジムに住み込みで取材を行った著者は、リングで戦う「現場」のボクサーたちを単なるスポーツ選手としてではなく、貧困のなかで生き抜く身体とその日常という観点から捉えています。 このような視点から、彼らはいかにしてボクサーになり、減量やトレーニングを経て国際ボクシングマーケットに組み込まれ、引退後にはどう生きるのかという流れを章立てで検証しています。
構成面では、序章から始まり第1章で方法論や身体文化への接近、第2章でジムの空間構成、第3章で「ボクサーになる」プロセス、第4章でボクシング市場構造と「敗者の生産」の仕組み、第5章で引退ボクサーの日常を描き、終章で「裸一貫のリアリティ」を提示、さらに増補新装版として「その後のボクサーたち」を描いた後章が加えられています。 例えば第4章では、ボクシング試合を通じた敗者の生産、国際試合交渉過程、社会的選別としての身体トレードなど、勝者だけでなく敗者を含む構造的な視点が提供されています。
また、本書はボクサーという個人の物語にとどまらず、ジムという空間、集団としてのトレーニング・共同生活、そして貧困社会の現実とリンクする身体文化論的な考察を交えている点が特長です。ジムの日常風景のなかから「サクリフィショという倫理」「女性排除の形式」なども言及され、格闘諸相だけでなくジェンダーや空間・身体・社会構造の観点も統合されています。
旧版から約2万字におよぶボクサーたちの「その後」の生活記録を付加し、社会学者 岸政彦 による解説「時間/身体/人生」も収録されており、単なるスポーツドキュメントを超えた研究書としての厚みがあります。
プロレスDVD、ボクシング専門書等の買取について
新たに販売されることが製造元から中止されることを絶版と言います。絶版になると、その商品が市場に流通しなくなります。また、一度絶版になると、再販されることはあまりありません。そのため商品の価値が、突然上がり出します。市場に出回っている供給量が少なければ少ないほど上がります。当店では供給量を適切に判断した上で査定を行っております。




