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スウェーデンのプログレッシブ・メタルバンド、オーペスが2017年5月11日にアメリカ・コロラド州モリソンのレッド・ロックス・アンフィシアターで行ったライヴを収録した映像作品です。2016年にリリースされたアルバム「ソーサレス」のツアーの一環として行われ、2018年11月2日にリリースされました。

レッド・ロックス・アンフィシアターは、自然の赤い砂岩に囲まれた野外劇場で、独特の音響と景観を持つことで知られています。オーペスの音楽性と相まって、視覚的にも聴覚的にも印象的な体験を提供しています。

本作のセットリストは、バンドのキャリアを網羅する内容となっており、「ソーサレス」、「ヘリテージ」、「ペイル・コミュニオン」などの近年の作品からの楽曲に加え、「ゴースト・レヴェリーズ」や「マイ・アームズ、ユア・ハース」などの初期の楽曲も含まれています。特に「ゴースト・オブ・パーディション」や「デーモン・オブ・ザ・フォール」などは、バンドの異なる時代の音楽性を橋渡しする役割を果たしています。

演奏は非常に精緻で、ミカエル・オーカーフェルトのヴォーカルは、デス・グロウルとクリーン・ヴォイスの両方で高い表現力を示しています。ギタリストのフレドリック・オーケソン、ベーシストのマーティン・メンデス、ドラマーのマーティン・アクセンロット、キーボーディストのヨアキム・スヴァルベリによる演奏も、楽曲の複雑な構成を見事に再現しています。

映像は、フランスの映像制作チーム「デカ・ブラザーズ」によって監督され、音声はデヴィッド・カスティーヨによってミックスされています。カスティーヨは、カタトニアやブラッドバスなどの作品でも知られており、本作でも各楽器の音が明瞭にミックスされ、ライヴの臨場感を高めています。

パッケージのアートワークは、トラヴィス・スミスによって手がけられており、彼はネヴァーモアやテスタメントなどの作品でも知られています。本作のアートワークも、バンドの音楽性と調和した幻想的なデザインとなっています。

本作は、オーペスにとって、ドラマーのマーティン・アクセンロットが参加した最後のライヴ作品となりました。彼の力強いドラミングは、バンドの音楽において重要な役割を果たしており、本作でもその存在感が際立っています。

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