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ホットロード 全4巻完結の参考買取価格
◎参考買取価格は新品同様の状態を前提としています。
◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。
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紡木たく先生が「別冊マーガレット」で1986~87年に連載した青春コミックです。冷めた家庭環境に心を痛める14歳の少女・宮市和希が暴走族「Nights」の少年・春山洋志と出会い徐々に惹かれていく姿が描かれます。単行本は集英社のマーガレットコミックスとして刊行され、1987年までに全4巻で完結しました。累計発行部数は700万部を超え、伝説的な作品として知られています。
第1巻では母親との確執と孤独を抱える和希と刹那的に生き急ぐ春山の出会いが描かれます。夜の湘南という舞台設定と暴走族というシリアスな世界観を背景に、若者特有の不安や焦燥感がリアルに伝わります。第2巻ではお互いへの強い想いが深まるなか、和希の「これほど大事に思ったことはない」「死にたくない…」といった葛藤が明示され、感情の揺らぎに重厚さが加わります。
第3巻では暴走族内の抗争が激化し、信頼していた総頭トオルが去る展開、春山が敵対チームに単身突っ込む場面が緊迫感を増します。和希との同居が始まり絆が深まるなか、春山がチームと彼女の間で苦悩し、関係に「終わり」を予感させる重い展開となります。第4巻ではこれまで築かれた主題がクライマックスへと至り、二人それぞれが未来を選ぶ岐路が訪れます。
作品は青春期における「居場所探し」と「暴走する感情」をリアルに描いており、当時の不良少年少女とその苦悩が生々しく伝わってきます。実写映画化もされ、2014年に三木孝浩監督、能年玲奈さんと登坂広臣さんが主演で公開されました。劇中では尾崎豊「OH MY LITTLE GIRL」が主題歌に使われ、漫画の世界観を音楽で再現した演出も話題を呼びました。
巷では「14歳と16歳という年齢だからこその依存と共鳴」が胸を打つという声があり、当時の少女マンガとしては異色の暴走族描写が根強い支持を集めています。
4巻完結という構成は物語に凝縮感と緊張感を与えており、各巻で緩急のあるプロット展開がバランス良く整えられています。紡木たく先生の描写力が若者の揺れ動く心情を丁寧に掬い取り、それが今も色あせない魅力を保つ要因です。映画、コミックともに青春の影と葛藤を描いた傑作として位置づけられます。
コミックセット等の買取について
ネット買取と店頭買取について比較してみます。ネットの場合は、ご自宅からお店まで商品を送る必要があります。中には出張で自宅訪問してくれるところもありますが、多くは宅配便で送ります。宅配便にかかる送料は、条件つきで送料無料のところが大半です。店頭へ持ち込むと、送料はかかりませんが、ご自身の手間はかかります。持込ならば手間賃が還元されてもいいのではと思います。しかし、残念ながらそういうことはないようです。手間ではない。例えば、何かのついでで立ち寄るような場合について。これなら、店頭でもいいかもしれません。通常は、持込の手間を考えると、やはりネット買取の方が良いと思います。