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The Story of Imari The Symbols and Mysteries of Antique Japanese Porcelainの参考買取価格
◎参考買取価格は新品同様の状態を前提としています。
◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。
◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

[洋書]The Story of Imari The Symbols and Mysteries of Antique Japanese Porcelain
2008年6月に発売です。
[著者や編集者など]
・Shimura
・Goro
参考買取価格は1,185円です。
※2025年11月15日時点の参考買取価格です。
17世紀から19世紀初頭にかけて日本・佐賀県有田で制作された磁器を、豊富なカラー写真とともに文化・歴史・意匠の視点から解き明かした洋書です。
本書の筆者である志村五郎は数学者として名高い人物でありながら、30年以上にわたり伊万里焼を収集・研究してきた熱心な収集家でもあります。 その経験を活かして、単なる鑑賞ガイドという枠を超え、伊万里焼が誕生した背景、釉薬や描画技術、象徴的モチーフや器形の変遷に至るまで、細やかにひもといています。
内容構成としては、冒頭で伊万里焼のなりたちや「藍下」「色絵」「金襴手」などといった技法・様式分類を概観し、その後、時代・様式ごとに150点以上の実例を写真付きで紹介。各アイテムごとに釉下・釉上の彩色・文様・用途から読み取れる文化的意味や交易の背景が語られています。 例えば「脚付きの皿に残るキルン跡が伊万里の特徴」と指摘し、マニア的視点と実用的鑑定ポイントを兼ね備えている点が評価されています。
本書が特に有用なのは、伊万里焼を「単に美しい古陶磁」としてではなく、江戸時代の内外流通・西欧への輸出というグローバルな視点と、和絵具・金彩などの技術変遷を合わせて丁寧に扱っている点です。 ただし、一部批評では「明治以降の新イマリの記述が省かれており、そこまでカバーしてほしかった」という声も聞かれます。
サイズは大判で、ビジュアル重視の作りになっており、美術書・収集ガイドとしての体裁が整っています。出版は米国の出版社による英語版であり、日本語訳は存在しないようです。全集・目録性というよりは読み物・ヴィジュアルリファレンスという性格が強く、洋書専門商材や収集層には響きやすい構成といえます。
洋書等の買取について
今日もらえる1万円と、1年後にもらえる1万円。同じ1万円ですが、どちらが価値が高いでしょうか?言うまでもなく、今日もらえる1万円ですね。1万円を銀行に預けたらわずかに利子がつきますから。当店でも買取をする際、同じ基準で判断します。この商品を買取したらどれくらいの期間で売れそうか。売れたときの未来の価値と、現在の価値の差はどれくらいか。豊富な実績から価値を適格に算出します。お客様のご期待にそえる査定価格が出せましたら光栄です。




