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グラフィックデザインマニュアル 理論と実践の参考買取価格
◎参考買取価格は新品同様の状態を前提としています。
◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。
◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

2025年8月に発売です。
[著者や編集者など]
・アーミン・ホフマン
・永原康史
・古賀稔章
参考買取価格は1,500円です。
※2025年8月29日時点の参考買取価格です。
スイス派の核にある造形教育を体系化した教本の新訳新版です。原著は1965年刊のGraphic Design Manualで、2022年にNiggliによる改訂版が整えられました。
点と線と形という最小要素から出発し、色数や書体の節度ある運用へと進む構成が保たれ、国際タイポグラフィ様式の骨格を今の制作環境に接続する編集が施されています。改訂版は幾何学的で簡潔な構成美に回帰する潮流とも響き合う位置づけにあります。
章立ては造形の基本要素ごとに整理され、点、線、対置、文字と記号の各節で視覚言語の機能と意味生成を検証します。冒頭にはジョージ・ネルソンのまえがきが置かれ、著者序で方法論の射程が示されます。本文中にはバーゼル造形学校での指導や学生習作が多く収められ、演習課題と解析図版が相互に照応する編集で、学習者が概念から実作へ移行する足場が明確になります。巻末には監修・翻訳者による読解補助のテキストが配され、原著の文脈と日本語の用語系を橋渡しします。
教本としての骨子は「要素の内在法則」に基づく段階学習にあります。形態や画像要素を分解し、階層や流れを作るタイポグラフィの演習へ展開し、設計上の意思決定を方法として反復できるよう導きます。改訂版ではデジタル制作に馴染む分節が追加され、古典的エクササイズの考え方を現代の道具立てに移植する意図が明示されます。初学者の基礎訓練と経験者の再訓練の双方に使える道筋が提示され、単なる作品集ではない「手引き」としての有用性が担保されています。
格子や点配置を用いる課題は独自書体の設計にも応用され、四列四段のドットグリッドから文字骨格を導く近年の実践例が示されています。演習の再解釈が新しい書体や記号設計へ波及しており、要素の抽象度を高める方法が今も生産的である事実を裏づけます。図解が多く、紙面上での比較観察がしやすい設計です。演習と解説が見開き単位で対応する箇所が多く、ページ運用自体がレイアウト学習の教材として機能します。
発想や感性の即興性を否定せず、制約や秩序を通じて再現可能な設計判断へ還元する点に価値があります。バーゼル派の基礎を今日の制作プロセスへ移し替える際の座標軸が必要な読者に適した内容です。
デザイン本、建築雑誌等の買取について
500円であるお店に売ったものが、1,000円で売られている。お店の儲けは500円?直感的にはそう思えても、良く考えてみる必要があります。1,000円は売っている値段であり、売った値段ではありません。売れるまでの間は、お店には1円も入りません。その間、商品を大切に保管しておく必要があります。そして、最終的に売れなければ、お店は損をします。当店では保管のコストと売れるかどうかを慎重に見極めて査定します。できる限り正確に出せるよう、少しずつ前へ進んでおります。