アルバムCD、8cmシングルCD等が売れます

JPOPとしては90年代初頭ならではの、電子音を多用したダンス・ポップ調のアニメソングです。大川潤子による作詞、南俊一による作曲、森英治による編曲という布陣で、軽快なリズムに乗せて歌声が透明感とアンニュイな雰囲気をまとっています。YAWMIN名義であるものの実態は高橋洋子が歌唱していることが特徴です。1991年1月16日にキティレコードから8cmCDシングルとしてリリースされ、テレビアニメ「らんま1／2 熱闘編」のエンディングテーマとして使用されました。

音源はCD音源とテレビ放送用にアレンジされたバージョンで異なっている点が興味深いです。特にテレビアニメ用のイントロや終わり方はCD版と違う設計で構成されていました。B面には「地球のハテ・恋のハテ？」という曲が収録され、PCエンジン用CDROM2ソフト「らんま1／2 とらわれの花嫁」のエンディングテーマとして起用されました。カセットテープ版のみインストゥルメンタルが別面に含まれており、CDとは若干異なる構成を持っています。

YAWMINとしての活動は本作が第1弾で、同年にリリースされた2ndシングル「恋だ！パニック」はOVA版の主題歌として使用され、それを機に高橋洋子自身の名義で本格的にメジャーデビューしています。らんま1／2作品内でも第55話から第69話でエンディングとして用いられ、キャラクターの天道なびき役を務めた声優・高山みなみによるカバーも存在します。そちらは同年12月に別アルバム内で発表されています。

音楽的にはその当時流行していたR＆B風味を取り入れた派手な打ち込みが際立ち、アニソンとしても斬新な感覚を持ったサウンドに仕上がっています。「YAWMIN＝高橋洋子」という別名義で歌唱したことで、本名での活動とは異なる楽曲世界が演出されている点に魅力があります。歌詞も直線的ではなく少し抽象的で、聴く者に余韻を残すような表現を伴っています。

約4分56秒。B面「地球のハテ・恋のハテ？」が約2分54秒。作曲編曲ともアニメ制作用に最適化された音質と構成が練られており、アニメ本編との親和性が高く感じられます。リリース後に複数のアニメ主題歌集やコンピレーションアルバムに収録され、らんま1／2関連の音楽企画では欠かせない位置を占めています。

こうした背景からフレンズは単なるアニメソングに留まらず、1990年代初期のアニソンシーンにおける実験性とポップ感覚を併せ持つ作品として評価されることがあります。音楽構成と歌唱スタイルの融合によって、その後の高橋洋子のキャリアへの布石となった曲であるといえます。

8cmシングルCD等の買取について

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