EP盤、アナログレコード、シングル類を即査定

エディ・ヒギンズ・クインテットがスコット・ハミルトンおよびケン・ペプロウスキーと共演したジャズ企画盤で、ヴェヌス・レコードによる高音質レーベル「ヴェヌス・ハイパー・マグナム・サウンド」方式で録音・マスタリングされています。ニューヨークのアバター・スタジオにて2008年4月13日と14日に録音され、音質へのこだわりと鮮明な演奏が特徴です。

収録曲は全11曲で、演奏時間は約71分に及びます。スタンダード・ナンバーを中心に構成され、ピアノ、テナーサクソフォン、クラリネットまたはアルト／テナーサクソフォンのトリオにリズム隊を加えた演奏が織りなす洗練されたジャズサウンドが魅力です。

ケン・ペプロウスキーはニューヨークを拠点とするクラリネット奏者兼サクソフォン奏者で、スタンダードに対する柔軟なアプローチと温かみのあるフレージングで知られています。「A Handful of Stars」ではリーダー格ではないながら彼の流麗なソロが随所に光ります。エディ・ヒギンズのピアノは落ち着いた中にも豊かな表現力を湛え、スコット・ハミルトンのテナーが全体を包み込むように響きます。

ヴェヌス・レコードの高品質録音シリーズの一枚で、ニューヨーク録音ながら日本のオーディオファンにも根強い評価を得ています。演奏自体はスタンダードスタイルのオーソドックスなラージコンボに属しつつ、各メンバーの即興性がバランス良く調和し、ゆったりとしたテンポ感と濃密かつ温かなトーンが印象に残ります。録音や音質に強く配慮された作品として、楽曲と演奏の質が両立した一枚です。

まとめとしては、2008年春にNYで録音され2009年に日本発売されたこのアルバムは、エディ・ヒギンズのピアノを中心にハミルトンとペプロウスキーが彩りを添えた、ヴェヌス音質ならではのスタンダード集です。音響を重視するリスナーやクラシック寄りのジャズファンにも親しみやすいアレンジと演奏が特徴です。

レコード等の買取について

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