12インチやアナログレコードや音楽レコード類を査定

2023年3月24日にリリースされており、2023年リマスター音源を収録しています。リマスターはジェームズ・ガスリー氏が担当し、オリジナルアルバムと同様に10曲すべてがゲートフォールド仕様のCDとアナログLPで提供されています。

音源面では5.1chサラウンドやステレオの高音質バージョンがBluRayとDVDに収録されており、さらに革新的なドルビーAtmosミックスまでBluRay2に搭載されています。高額な商品という評価もありますが、Atmosミックスは特に没入感が高く、これまでのミックスと一線を画すとの声もあります。

ライヴ要素としては1974年11月にロンドンのウェンブリー帝国プールで収録された音源が、初めてLPとCDで正式リリースされました。これは従来Immersion Editionなどに含まれていた音源で、本セットが初のスタンドアローン配信を果たした意義深い内容です。

セットには160ページのハードカバーフォトブックが収録され、197374年のツアー写真が多数掲載されています。撮影はピーター・クリストファーソン氏、ジル・ファーマノフスキー氏、オーブリー・パウエル氏、ストーム・ソーターソン氏らが手がけています。さらに76ページのミュージック・ブック、「Money／AnyColourYouLike」「UsandThem／Time」の7インチシングル2枚セット、1973年2月27日にロンドン・プラネタリウムで開催されたプレビュー招待状のレプリカ、オリジナルポスター4枚が含まれています。

音質評価としては、2023年リマスターが2011年版と比較して大きな違いは感じられないとの意見や、LPの音質が非常に静かでダイナミックな再現性であると好評です。Atmosミックスに関しては「今までで最高のマルチチャンネルミックス」とされており、新たな音響体験として高く評価されています。

このボックスセットはオリジナル・スタジオ音源、ライヴ音源、映像・音響メディア、書籍類、グッズ類が一つにまとまったパッケージであり、50年間の歴史とその核心へ深く踏み込む構成です。一部ではコレクション性に重きを置く内容として「リマスター以外の新規音源が少ない」という指摘もありますが、Atmosミックスや初のウェンブリーLP化など最新・未体験の要素が確かに含まれています。

オーディオフォーマットの拡張、ライヴ未発表音源のアナログ化、視覚資料の再構成など記念碑的内容が実装されつつあり、「The Dark Side Of The Moon」が歩んだ道のりを多角的に再体験できる充実した編集がされている点が特徴です。歴史と音響体験、資料収集の両面で価値をもつ記念盤といえます。

レコード等の買取について

お試し査定で金額が出ていても、当店在庫が過剰なものはお値段が付きません。古いベストセラーの本や90年代のCDなどが主に該当します。市場へ極めて大量に販売されたものが一つの目安です。当店では事前にいくらぐらいになるかが分かるお試し査定サービスがあります。お試し査定は在庫過剰状況の全てを反映しきれない面がございます。その点は、悪しからずご了承下さい。