1. 買取の特集(トップ)
  2. 文庫、新書高額買取品

毒入りチョコレート事件の参考買取価格

◎参考買取価格は新品同様の状態を前提としています。

◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。

◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

[文庫]毒入りチョコレート事件

2025年12月に発売です。

[著者や編集者など]

・アントニイ・バークリー

・藤村 裕美

参考買取価格は525円です。

2026年2月3日時点の参考買取価格です。

英国の作家アントニイ・バークリーによる古典的な本格推理小説で、1929年に初めて発表された作品です。原題は「The Poisoned Chocolates Case」であり、1920年代のロンドンを舞台にした探偵小説の名作として知られています。バークリーは英国探偵小説の黄金時代を代表する作家で、巧妙なトリックや論理的な展開を重視しつつ、ユーモアやメタ的な要素を作品に取り入れることで高い評価を受けています。 物語は匿名で送られてきた一箱のチョコレートが引き金となる事件から始まります。そのチョコレートを受け取った男性が妻に譲った結果、妻はすべてのチョコレートを食べて死亡し、夫はわずかに口にしただけで重い中毒症状を免れます。スコットランドヤードの捜査では犯行の意図や送り主の特定に至らず、迷宮入り寸前となってしまいます。ここに名探偵ロジャー・シェリンガムが設立した〈犯罪研究会〉の会員たちが興味を抱き、それぞれが独自の推理を展開することになります。会員は六人おり、一晩ごとに各人が事件の解釈と犯人像を提示していくという構成になっています。

この作品の最大の特徴は、ひとつの事件に対して複数の説が提示され、それぞれが論理的に説得力を持ちながらも矛盾点が存在するという点です。登場する推理は帰納法や演繹法を用いたもの、組み合わせ的な考察など多岐にわたっており、読者はどの説が最も真実に近いのかを考えながら読み進めることになります。こうした構成は当時の探偵小説の枠組みを超えたものであり、読者に推理そのもののあり方を問いかける仕掛けとなっています。 今回の新版は東京創元社の創元推理文庫の一冊として、藤村裕美による新訳で刊行されたものです。新訳版には著者自身の序文が追加収録されており、日本語で読みやすく工夫された文体となっています。作品内には解説や巻末エッセイも収められ、ミステリファンにとって理解を深める助けとなる構成です。 バークリーの筆致は単なる謎解きにとどまらず、探偵クラブのメンバー同士のやり取りや、それぞれの推理の優劣を巡る論戦が魅力になっています。キャラクターたちは学識や職業、性格も異なっており、それぞれの視点から事件を分析する過程は読者を飽きさせません。真相が一義的に提示される結末も用意されていますが、そこに至る過程を楽しむことがこの作品の真価であり、長年にわたって読み継がれてきた理由でもあります。

文庫、新書等の買取について

「どれがいくらぐらいになるか教えてもらえない?」買取を依頼する上で事前の目安額は大事だと思います。当店では目安のご案内にはJANコードが必要です。JANコードは、数字で始まる13桁のバーコードです。ケースの裏表紙や帯などに記載されています。(例:4988012345678)しかし、コードがなくても買取できる場合も多々ございます。コードはあるが、表面上、見つからないというケースです。あきらめずに、まずはご相談下さい。