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校歌斉唱! 日本人が育んだ学校文化の謎の参考買取価格

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[新書]校歌斉唱! 日本人が育んだ学校文化の謎

2024年7月に発売です。

[著者や編集者など]

・渡辺 裕

参考買取価格は615円です。

2025年5月26日時点の参考買取価格です。

音楽社会史の視点から日本の校歌文化を掘り下げた一冊です。著者の渡辺裕氏は、過去の著作「歌う国民」で唱歌やうたごえ運動を分析した経験を持ち、本書では校歌というテーマに焦点を当てています。

本書は、校歌が日本独自の文化として形成された過程を、旧制中学校や高等女学校の時代から戦後の男女共学化に至るまでの変遷を通じて明らかにしています。特に、戦後の学制改革に伴い、旧制中学校の校歌が新制高校に引き継がれる一方で、旧高等女学校の校歌が継承されにくかったという非対称性が指摘されています。これは、共学化の過程で男子校の文化が優先されたことを示唆しており、学校文化におけるジェンダーの影響を考察する上で重要な視点です。

また、校歌の起源についても触れられており、明治から大正期にかけては、既存の軍歌や唱歌の替え歌が校歌として用いられていたことが紹介されています。これらの替え歌校歌は、地域や学校ごとの特色を反映しながら、愛校心や地域意識の形成に寄与してきました。

さらに、校歌が学校文化としてどのように機能してきたかについても詳述されています。例えば、高校野球の応援歌としての役割や、学校祭での演奏など、校歌が学校行事において重要な位置を占めていることが示されています。特に、埼玉県立春日部高校の事例では、校歌のテンポや編曲が生徒たちによって工夫され、学校祭での演奏が伝統として受け継がれている様子が描かれています。

文庫、新書等の買取について

ご家族様から遺品整理についてご依頼を頂くことがございます。生前から大切にされてきたお品物の数々。中にはご本人にとって大変貴重なものも含まれているかと思います。お預かり後、仕分け・査定の際にも手に力が入ります。1点1点丁寧に気持ちを込めて査定をさせて頂ければと思います。査定金額だけでなく、対応含めてご期待に添えるよう頑張ります!