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サイボーグ009の参考買取価格
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石ノ森章太郎が創作した日本のSF漫画シリーズで、1964年7月19日、「週刊少年キング」にて連載が始まった作品です。物語は、ブラックゴーストという悪の組織によって改造人間=サイボーグにされた9人の戦士たちが、人類や世界を脅かす脅威と闘うという壮大なテーマを軸に展開します。
9人のサイボーグ戦士にはそれぞれ固有の能力と背景がある点が作品の魅力です。代表的なメンバーとして、リーダー格である 009/島村ジョー が持つ「加速能力」をはじめ、透明化・強化筋肉・飛行能力など多彩な力が与えられています。彼らは改造を施した博士ギルモアとともにブラックゴーストに背を向け、人類を守るために戦う姿勢を貫いていきます。
表現形式は多岐にわたり、漫画のみならずアニメや劇場映画、さらには最新ではフル3DCGアニメまで映像化されています。初の劇場版は1966年公開、以降1967年・1968年など複数の映画版が制作されており 、テレビアニメとしても1968年の白黒版、1979年のカラー版、20012002年の「THE CYBORG SOLDIER」版などが制作されました。2012年には神山健治監督による映画版 009 RE:CYBORG が制作され、これを起点に2016年には「CYBORG009 CALL OF JUSTICE」という三部作の劇場版も公開されました。
ストーリー構成は、誕生編、暗殺者編、地下帝国ヨミ編、天使編、神々との闘い編など複数の章を持つ長大なものとして展開されてきました。残念ながら作者・石ノ森章太郎の死去により、自らによる完結形の結末は描かれず、未完のまま残されています。その後、他作家が手を加えたシリーズも存在しますが、石ノ森自身が描いたエピソードをすべて網羅する完全な終章は存在しません。
この作品は連載当初から、単なるヒーロー活劇に留まらない、宗教・生命観・人間存在への問いを含む重層的な構造を持っていた点が特徴です。例えば「神々との闘い編」では神話的・宗教的モチーフを取り込み、サイボーグという機械性を持つ存在と、超自然・神格との対峙という構図を通じて、人間とは何か、正義とは何かといったテーマを問います。また、1960年代という時代背景の中で、戦争・核・人間性といった社会的テーマも作品に影響を与えました。
近年では、2025年に新作アニメーション「サイボーグ009 ネメシス」の制作が決定したと発表されています。1964年の連載開始から60年を迎えた年にあたるものです。舞台化の試みも進められており、「サイボーグ009 13番の追跡者」としての上演が決まっています。こうした動きを通じて、原作発表から半世紀以上経過した現在でも、「サイボーグ009」は未来志向で拡張可能な物語として、多くの世代へ語り継がれる立体的な作品性を備えています。
レーザーディスク、VHD等の買取について
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