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遥かなる山の呼び声の参考買取価格

◎参考買取価格は新品同様の状態を前提としています。

◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。

◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

[LD]遥かなる山の呼び声

参考買取価格は420円です。

2025年7月31日時点の参考買取価格です。

1980年3月15日公開の日本映画で、山田洋次が監督・脚本、松竹配給によって制作された作品です。高倉健が逃亡中の男・田島耕作を、倍賞千恵子が酪農を営む未亡人・風見民子を、それぞれ演じています。吉岡秀隆、武田鉄矢、ハナ肇、渥美清など実力派俳優が脇を固め、北海道・中標津町の四季折々を美しい映像で映し出しています。

物語は春の嵐の夜、酪農家を営む民子の納屋に耕作が宿を求め現れる場面から始まります。耕作は牛の出産を助けると立ち去りますが、後に再び牧場を訪れて働き手となります。やがて母子や近隣の人々との絆が深まり、無口ながらも優しい男の存在が息子・武志や民子の心に静かに届いていきます。しかし彼には逃げ続ける理由があり、やがて過去が露呈し、耕作は自ら警察に出頭します。ラストシーンで網走行きの列車に乗せられる彼を、民子と虻田が見送る姿は、別れの切なさと再会への希望が入り混じる見事な演出で描かれています。

撮影は高羽哲夫による根釧原野の大自然が印象的で、佐藤勝による抒情的な音楽も作品に深みを加えています。中国語圏でも高い評価を受け、主演ふたりは第4回日本映画金像賞でそれぞれ主演男優賞・主演女優賞を獲得しています。また黒澤明監督が「自身の好きな100本」に選ぶなど国内外で評価が高い作品となっています。

全体として、本作は「民子三部作」の一作目ではありませんが、山田洋次が家族・故郷・人情を描き続けた流れの集大成とも言える作品です。酪農という日常の営みを通じて人々のつながりや赦しの物語が紡がれており、喧騒を離れた北海道の風景と相まって静かな余韻を残します。これまで語られてきた作品紹介にとどまらず、鑑賞後にも心に残り続けるような確かな強度を持つ映画です。

レーザーディスク等の買取について

お手元にご不要なダンボールはございますか?買取ご希望の場合、お品物を当店まで送って頂く必要がございます。その際にうってつけなのが、ダンボール箱となります。きれいなものをご用意頂く必要がありません。伝票やシールなどもそのままの状態でも問題ございません。大きさについてもサイズは問いません。ダンボールの代わりに、衣装ケースや紙袋等にもお詰め頂けます。ぜひ一度ご検討頂けましたら幸いです。