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覆された常識!新時代のツケの参考買取価格
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著者の鶴山淳志八段が、囲碁における「ツケ」という手筋に光を当て、これまでの定石や概念を刷新する視点から解説を行った一冊です。本書がターゲットとするのは、序盤および中盤における「ツケ」の重要性です。著者は序文とも言える紹介で「かつては相手の石から距離を取るような局面でも、いまは堂々とツケて踏み込む時代になりました」と述べています。 本書はこの変化に焦点を当て、旧来の考え方を「覆された常識」として提示し、新時代の戦術としてのツケを整理しています。
目次構成は第1章「序盤のツケ」、第2章「中盤のツケサバキ編」、第3章「中盤のツケ仕掛け編」となっており、それぞれの章で具体的な仕掛け、サバキの手順、囲碁盤全体を見据えた攻め筋などが展開されています。 特に「サバキはツケよ1・2・3」「力強いツケ」「強烈なカウンター」といった節名が示す通り、消極的なツケではなく積極的なアプローチとしてのツケに重きを置いている点が特徴です。
著者である鶴山淳志八段は、熊本県出身で、名人 趙治勲門下。平成11年入段、令和元年に八段昇段、さらに2022年に第5回SGW杯中庸戦にて優勝するなど実績も豊富です。 YouTubeチャンネル「つるりんチャンネル」も運営しており、囲碁界での発信力もあります。
本書の読みどころとして、まず「序盤のツケ」では定石の絶対視を見直し、星の模様や高位の布石での新しいツケの可能性を考察しています。次に「中盤のツケサバキ編」では、相手の厚みや攻めに対してツケを起点にした反撃、形を整えるための手順を詳解。最後の「中盤のツケ仕掛け編」では、囲碁盤全体を俯瞰しつつツケを仕掛けの起点とし、構えを破る・展開を変えるといった強烈な手筋を紹介しています。紹介文では「接近戦を挑むツケは諸刃の剣ではありますが、そのぶん破壊力は抜群」とも言われています。 対象とする読者層は、中級上級アマチュア、あるいはプロ志向の方々で、従来の安全策・距離を取る碁に疑問を感じている方にとって特に刺激的でしょう。戦術的なアイデアに富むため、読みながら実戦で試したくなる構成となっています。旧来のツケ概念に固執せず、新しい可能性を模索したい方には適した入門書といえます。
囲碁戦術の中でもツケに特化し、その常識を再検討しようとする意欲的な著作です。読み進めるごとに、今まで「距離を取る」という固定観念から「積極的に踏み込む」碁へ意識が切り替わることでしょう。本書を通じて、囲碁の捉え方に変化をもたらすきっかけを得ることが期待できる内容です。
将棋本、囲碁本等の買取について
ネット買取と店頭買取について比較してみます。ネットの場合は、ご自宅からお店まで商品を送る必要があります。中には出張で自宅訪問してくれるところもありますが、多くは宅配便で送ります。宅配便にかかる送料は、条件つきで送料無料のところが大半です。店頭へ持ち込むと、送料はかかりませんが、ご自身の手間はかかります。持込ならば手間賃が還元されてもいいのではと思います。しかし、残念ながらそういうことはないようです。手間ではない。例えば、何かのついでで立ち寄るような場合について。これなら、店頭でもいいかもしれません。通常は、持込の手間を考えると、やはりネット買取の方が良いと思います。




