風水専門書、タロット専門書等を取り扱い

古代中国の思想書 易経 の根底にある「陰陽／変化の法則」を、現代の生活に応用するための入門書として書かれている一冊です。著者 王一 は易経を単なる占いとしてではなく、宇宙や人生を貫く原理として捉え、そのエッセンスを「9つの原理」に整理して伝えています。

本書が提示する9つの原理は、たとえば「無極」「一陰一陽」「陰陽交感」など、易経で語られる対立・調和・循環の観念を現代の価値観や人生設計に置き換えて解説するものです。　著者は自ら薬膳や養生、心理学など幅広い実践を通じてこの思想を体現してきた経験を持ち、その経験をもとに「健康」「人間関係」「生き方」といった日常の領域における具体例を交えて説明しています。

本書ではまず「自分は何者か」「自分の源」という根源的な問いから始まり、次に「心の自由」「生命・健康」「人間関係」「創造」「方法論」「変化への対応」「運命とタイミング」「自己らしさ」「人生観」と、階層的に視点を拡げる構成です。易経における64卦など複雑な象数の読み物にはあえて深入りせず、むしろ「象徴としての考え方」「パターンとしての法則」に焦点をあてています。 たとえば「陰陽交感」に関する章では、生命の誕生や健康維持、若さの保持など、物理的な身体の働きと陰陽の関係を結びつけて語ります。また「陰陽互根互用」の章では、自分と他者、環境との相互依存性を認識することで人間関係の見直しや調和を促す思考法を提示します。「像は形を創る」「創造の原理」の章は、自分が望む未来像を明確に描き、それに見合った行動を選ぶ重要性を説いています。 著者の理念として挙げられているのは、易経を専門家だけの学問や占いの道具にとどめず、誰もが日常で使える「生きるための知恵」として普及させたいという思いです。

本書を通じて「吉凶」を結果として追うのではなく、陰陽の原則に心を合わせることで人生の選択肢や自由度を高め、「自然と調和した生き方」を身につけることが可能になる、と著者は説いています。 この著作は、占いという枠を超えて、自分の思考や生き方の土台を見直したい人、人生の変化に揺さぶられやすい人、健康・人間関係・自己実現のバランスを求める人に適していると思います。易経の深い思想を、難解な専門用語や古典独特の表現を避け、現代文で実践可能な形に落とし込んだ点が本書の特徴です。

本書を読むことで、人生の出来事を単なる偶然や運勢ではなく、「陰陽の流れ」という普遍的な法則のなかに見いだせるようになり、自分自身の行動や選択に対する納得感と主体性が高まるでしょう。

タロットカード、占いの本等の買取について

モノは、ため込むと場所をとります。どこかに預けようにも結構な料金を取られ、値段は下がる一方です・・・。気がつくと半額になっていたなんてことも良くあります。それならば、いったん売って、必要になったら買い戻すことを提案します。聞きたい、観たい、遊びたいときに買い戻しましょう！