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チャイコフスキー 交響曲第5番ホ短調の参考買取価格

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[クラシック]チャイコフスキー 交響曲第5番ホ短調

1996年12月に発売です。

[アーティスト名や作詞・作曲者など]

・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

参考買取価格は155円です。

2025年7月31日時点の参考買取価格です。

1888年に作曲され、運命のテーマが4楽章を貫く円環構造と内面の葛藤が交差する名作です。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏は、格調高い格別の仕上がりです。ベルリン・フィルは1882年創設以来、フルトヴェングラー、カラヤン、アバドなど巨匠が指揮し、豊かな響きと高い技巧で音楽界を牽引してきました。現在はキリル・ペトレンコが音楽監督を務めています。

1996年12月2日にリリースされたこのCDは、スタジオ録音ではなくライブ演奏を想起させる臨場感が魅力です。全体で約50分という演奏時間が作品の持つドラマ性と精神性を存分に引き立てています。第1楽章では陰影の濃い「運命のテーマ」が厳かに幕を開け、第4楽章でそのテーマが英雄的に転じる対比が深く印象に残ります。

ベルリン・フィルがこの交響曲を録音してきた歴史は古く、カラヤン時代の名盤も有名です。対して本CDは1990年代の技術を生かしつつもオーケストラ本来の厚みと空間表現がしなやかに描かれています。演奏者側の情熱を感じつつも制御の効いた均衡が印象的で、悲しみと希望の振幅が自然に体験できます。録音品質は当時のポリドールによるもので、クラシック録音の温かみを残しつつもクリアな音場が再現されています。

作品そのものについても触れておきます。円環構造や運命の主題が全楽章に流れ、心理的ドラマを音で描く手法はチャイコフスキーの成熟を示すものです。特に第2楽章の優美な旋律はホルンの独奏が象徴的で、後の「アンニーズ・ソング」に通じる要素があるとも言われます。

1996年録音の音質は年代を感じさせず、空間描写と音像の定位が立体的です。そのため当時の録音技術により豊かな余韻が刻まれ、深い聴き応えを与えてくれます。名匠たちの伝統を受け継ぎつつ独自に解釈された演奏という点において、この盤はクラシック愛好家にとって聴き応えがある内容となっています。

クラシックCD、ジャズCD等の買取について

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