ドリル、鉄緑会、大学教科書、塾テキストなどが売れる

問いを立てる技術的な手法を指南するものではなく、問いそのものの本質に迫る思索的な内容を展開しています。

著者は、良い問いとは「なぜその問いが生じたのか」という根源的な存在にまで思考を深めたものであると述べています。これは、問いが生まれる背景には、個人の観念や歴史、存在といった深層的な要素が関与していることを示唆しています。つまり、問いは単なる問題解決の手段ではなく、自身の存在や世界との関係性を探求するプロセスであると捉えられます。

また、問いを磨くためには、「違和感」や「自覚」といった感覚に敏感であることが重要です。これらの感覚は、日常生活の中で感じる些細な疑問や不一致から生じるものであり、それらを見過ごさずに深く考察することで、より本質的な問いへと昇華させることができると述べられています。

さらに、問いを立てる際には、全体と個別、可視と不可視といった異なる視点を組み合わせることが求められます。これにより、表面的な問題にとらわれず、より広範な視野から物事を捉えることが可能となります。また、時間軸を導入することで、問いの時代性や歴史性を考慮し、より深い理解を得ることができるとされています。

問いを立てることの重要性を再認識させるとともに、問いを通じて自己や世界を深く理解するための思考の枠組みを提供しています。具体的な方法論を求める読者には難解に感じられるかもしれませんが、問いの本質を探求したいと考える方には、多くの示唆を与えてくれる内容となっています。

参考書、問題集等の買取について

当店では書込があるものも買取ができます。ただし、減額の対象となり、程度によっては買取ができません。本であれば、閲覧に過度の支障がないこと。本以外であれば、利用に支障がないこと。これが条件となります。また、所有したものにご自身の判子やサインをされることもあるかと思います。恐れ入りますが、これも蔵書印として、減額の対象となります。もし可能であれば事前に消しておいて頂ければと思います。ただし、著者や作者本人の直筆サインは、当然、減額はありません。どうぞご安心下さい。