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真夏の夜の悲劇 イヴ ローク59の参考買取価格
◎参考買取価格は新品同様の状態を前提としています。
◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。
◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

2025年4月に発売です。
[著者や編集者など]
・J・D ロブ
・青木 悦子
参考買取価格は360円です。
※2025年10月21日時点の参考買取価格です。
ストーリーは、200人ほどの若者が集うクラブで16歳の少女が死亡するところから始まります。ライブ中に人気ロックバンドが演奏している最中、彼女は何者かに致死量のドラッグを注射されて息絶えます。翌日には同じ手口で17歳の少女が犠牲になり、二人の間に明確な共通点や恨みを買うような背景は見当たりません。捜査を進める主人公の捜査官イヴは動機の糸口をつかめずに苦戦しますが、やがて容疑者が浮上します。ただしその目撃証言には「顔」だけが抜け落ちており、捜査が極めて難航するという構図が描かれています。
シリーズとしての位置づけも興味深く、長年続く「イヴ&ローク」シリーズの最新作にあたります。前巻である第58巻「純白の密告者 イヴ&ローク〈58〉」から続き、ロブの作品世界にある程度慣れた読者を想定しており、捜査ドラマとロマンスの要素が絶妙に交錯しています。
注目すべきは「顔のない狩人」というフレーズに象徴される、「匿名の脅威」がテーマになっている点です。クラブという混雑した場所で、被害者たちは密かに標的にされており、その犯行が豪華な舞台の裏で静かに繰り返される構造が、緊張感を高めています。翻訳版であるため、原語の「RandominDeath」に対応している可能性もあり、シリーズ全体を英語版から読み続けてきた方にも魅力ある構成と理解できます。
また、読者がシリーズ未経験でも単巻として楽しめるよう、主なプロットが明確に打ち出されており、捜査官イヴと相棒のロークというキャラクターのやりとりや信頼関係が心地よく描かれています。舞台設定も現代的で、クラブ、ロックバンド、ドラッグといった要素を用いながらサスペンスと愛の余白を巧みに織り交ぜています。
被害者の年齢が若く、共通点が見えにくいという点が読者に「なぜ?」という問いを投げかけ、それによる緊迫感が読後まで尾を引く構成であると感じます。つまり、単なる恋愛だけでなく、心理サスペンスとしても読み応えがあります。文章構成や翻訳も安心して読める水準です。
ハーレクイン等の買取について
当店では、いつも同じ基準にて査定を行っています。しかし、相場変動にて売るタイミングによっては目安と異なるかもしれません。そのため、恐れ入りますが、目安は買取価格を保証するものではありません。参考情報としてとどめて頂ければと思います。思い立ったらできるだけ早く送るのが、高く売るためのコツです。




