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図説 食からみる台湾史 料理 食材から調味料までの買取価格
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台湾の食文化を通じてその歴史を多角的に捉える試みとして注目されている書籍です。著者の翁佳音と曹銘宗は、研究者と作家という異なる視点から、台湾の食にまつわる歴史的背景を掘り下げています。翻訳を担当した川浩二は、原著の内容を日本の読者にわかりやすく伝えるために尽力しています。
本書では、台湾の食文化がどのように形成されてきたかを、先史時代から現代に至るまでの変遷を追いながら解説しています。オランダ・スペイン統治時代や清朝、日本統治時代など、各時代の食材や調理法の変化を通じて、台湾の多様な文化的背景が浮かび上がります。たとえば、からすみの製法は日本統治時代に伝わったものとされがちですが、清代前期にはすでに「烏魚子」として存在していたことが指摘されています。
また、タピオカ入りミルクティー「珍珠茶」についても、近年の流行にとどまらず、前近代から存在するサゴパールやサツマイモでんぷんから作られただんご「粉円」などへの嗜好が基礎になっていることが示されています。このように、現代の食文化の背景にある歴史的な要素を掘り下げることで、台湾の食に対する理解が深まります。
さらに、魚の製造と使用についても詳述されており、台湾では近世まで一般的であった魚が、近代にかけて醤油の生産規模の拡大によって淘汰されていった経緯が説明されています。これは、日本各地の食文化とも共通する点であり、台湾と日本の食文化のつながりを考える上でも興味深い内容です。
豊富な資料と図版を用いて、台湾の食文化の形成過程を丹念に追っています。料理、食材、調理法、道具に至るまで、原住民族の文化と融合した台湾の食の歴史を、多角的に理解することができます。食を通じて台湾の歴史や文化に触れたい読者にとって、貴重な一冊となります。
台湾関連作品等の買取について
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