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さびしんぼうの参考買取価格

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◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

[LD]さびしんぼう

1905年6月に発売です。

[監督や俳優など]

・富田靖子

・尾美としのり

・大林宣彦

参考買取価格は105円です。

2025年5月1日時点の参考買取価格です。

大林宣彦監督が手がけた青春ファンタジー作品である。尾道を舞台に、少年の淡い恋と成長を描いている。原作は山中恒の小説「なんだかへんて子」で、脚本は剣持亘、内藤忠司、大林宣彦の共同執筆による。撮影は阪本善尚が担当し、製作会社はアミューズ・シネマ・シティと東宝映画、配給は東宝である。主演は富田靖子と尾美としのりが務めた。

物語は、寺の住職の一人息子である高校2年生の井上ヒロキが、隣の女子校でピアノを弾く橘百合子に恋心を抱くところから始まる。彼は彼女を「さびしんぼう」と名付け、遠くから見つめる日々を送っていた。ある日、ヒロキの前にピエロのような格好をした少女が現れ、自らを「さびしんぼう」と名乗る。彼女はヒロキの母・タツ子の少女時代の姿であり、ヒロキと母親の過去を繋ぐ存在として描かれている。この出会いを通じて、ヒロキは初恋の甘さと切なさ、そして家族の絆を再認識していく。

富田靖子は、橘百合子と「さびしんぼう」の二役を演じ、16歳の瑞々しい演技で観客を魅了した。彼女の演技は、作品の幻想的な雰囲気を一層引き立てている。また、全編にわたって流れるショパンの「別れの曲」が、物語の感情の起伏を巧みに表現している。ヒロキの恋心や「さびしんぼう」との別れを象徴する重要な要素となっている。

映画の中盤には、コミカルなシーンやスラップスティックな要素も取り入れられており、観客に笑いを提供する。しかし、物語が進むにつれて、ヒロキの成長や家族との関係性が深く描かれ、観る者の心を打つ展開となる。特に、ヒロキが百合子の住む町を訪れ、彼女にオルゴールをプレゼントするシーンは、彼の純粋な想いと成長を象徴している。

大林宣彦監督の「尾道三部作」の最終作として位置づけられており、前作「転校生」「時をかける少女」と共に、尾道の風景と青春の儚さを描いた作品群として高く評価されている。また、本作は大林監督が長年温めていた企画であり、「さびしんぼう」という言葉自体も監督の造語である。「人を愛することは淋しいことだが、それでも幸福である」という監督の感性が込められている。

公開から数十年が経過した現在でも、「さびしんぼう」は多くの人々に愛され続けており、青春時代の甘酸っぱい記憶や家族との絆を思い出させてくれる作品として、今なお色褪せることなく輝きを放っている。

レーザーディスク等の買取について

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