ライブLDや特撮LDやコンサートLDなどを取り扱い

1990年9月25日に発売されたレーザーディスク仕様のカラオケ映像作品です。製造・販売元としては徳間ジャパンコミュニケーションズがクレジットされており、家で映画のように楽しめる「懐メロ」を歌うためのカラオケ映像集として企画されたものです。

本作には、映像形式で収録されたカラオケ用の懐かしい歌謡映画のテーマソングや挿入歌の数々が収録されています。映像枚数は1枚構成となっており、手軽に「映画で歌う懐メロ」を楽しむ用途に比較的寄せた作りになっています。 この作品が持つ魅力としてまず挙げたいのは、LDフォーマットであるため当時の家庭視聴環境において「見て歌える」仕様に対応していたという点です。映像が付くことで通常の音源のみのカラオケとは異なり、歌詞表示だけでなく映画風の画面演出や映像背景を楽しみながら歌うことが可能です。発売時期の1990年というと、カラオケ文化が家庭にも広まりはじめたころで、プロ機材や店舗向けではない「家庭用カラオケ映像」というニーズに応えたものと言えます。

次に、この種の作品には「懐メロ」という言葉が示す通り、往年の映画主題歌や挿入歌、それらを歌ってきた世代にとっての思い出の一曲が集められている点がポイントです。映画を観た時の情景や歌詞の世界を思い出しながら歌えるという体験価値が高いです。今日では昭和歌謡や映画音楽が「歌謡カラオケ定番」として根強い人気を保っており、店舗カラオケの昭和ヒット曲特集などでもその傾向が見られます。さらに、このLD作品の大きな意義は、家庭用カラオケ映像のアーカイブとしての価値もある点です。レーザーディスクというフォーマット自体、2000年代以降急速に廃れたため、当時の映像品質や編集内容を今に残す貴重な媒体でもあります。映画の中で使用された楽曲映像や歌詞表示、演出背景などが当時どのように演出されていたかを知る上でも参考になります。

「映画の懐かしい名曲を映像とともに歌いたい」という世代・用途に対してしっかりアプローチされた作品です。懐かしさを伴う情景とともに歌う体験を提供しており、カラオケを単なる歌唱だけでなく「視聴と歌唱の一体化」として楽しみたい方には興味深いアイテムと言えます。

レーザーディスク、VHD等の買取について

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