楽団DVD、吹奏団DVD、アンサンブル楽譜などを買い取り

NHKエンタープライズより2022年8月26日に発売された、クラシック音楽を映像化したＤＶＤ作品です。 本作は、1976年から長年にわたって放送されている番組「名曲アルバム」の世界をさらに発展させた「＋」シリーズで、映像クリエイターがＣＧやアニメーションといった革新的な手法を駆使し、音楽の「視覚化」に挑んだ内容です。

収録されている映像作品は、2015年3月～2022年3月の間に放送された番組から、クラシック18曲および特典映像邦楽2曲を厳選収録しています。 具体的には、例えばベートーヴェン「運命交響曲」や、ヨハン・シュトラウス1世「美しく青きドナウ」、ラヴェル「ボレロ」など多彩な演目が並びます。 また、特典映像として「津軽じょんがら節」「星めぐりの歌」が収録され、邦楽の要素も加味されています。

映像仕様としては、片面一層収録、画面サイズ16：9LB、リージョン2、音声方式ドルビーデジタル・ステレオとなっており、合計収録時間は約1時間38分です。 さらに、番組本編90分＋特典8分という構成も明記されています。

作品制作においては、番組放送の枠を越えて「未知の映像＆音楽体験」を提供するというコンセプトが打ち出されており、映像的演出に重点が置かれています。 例えば、アンサンブル演奏や交響楽団の演奏にアニメーションやＣＧを重ねることで、単なるコンサート収録映像ではない「音楽を映像で感じる」形が追求されています。

収録演目の構成も興味深く、バッハ、ヴィヴァルディ、チャイコフスキー、ムソルグスキー、ホルストなどのクラシック定番曲から、邦楽・合唱要素を帯びた「星めぐりの歌」なども含まれており、ジャンル的な広がりがあります。例えば、チャイコフスキー「くるみ割り人形」より「花のワルツ」、ムソルグスキー「展覧会の絵」、パッヘルベルの「カノン」、さらにはサラサーテ「チゴイナ―ワイゼン」などまで含まれています。

クラシック音楽に親しんでいる方には馴染み深い名曲を、映像的な切り口で再構築したものであり、映像と音楽の相互作用に興味を持つ方にも訴求力があります。映像化の工夫やクレジットからも製作側の意欲が伝わってきます。

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